建物の修繕に合わせて室内も見直そう

公開日:2021年12月27日

古いマンション

大規模修繕のタイミングで専有部のリフォーム

 

マンションは、完成後、年数とともに風雨や日光などにさらされ外壁などが劣化してくる。そこで、適切なタイミングで大規模修繕を行い、劣化を修復することが必要になってくる。「1回目の大規模修繕を行うのはマンションの完成後、10~12年ごろです。


「1回目の大規模修繕時に合わせて行うリフォームの内容はクロスの張り替え、レンジフード、水栓金具の交換など簡易な内容が多いです。約4分の1の住居が行い、平均費用は10万円程度。中にはキッチン、バス、トイレなどの住宅設備をそっくり新しくする人もいます」

住宅設備を新しくする人たちのニーズは、故障したから交換するのではなく、10年経って古くなった住宅設備を、新築マンション同等の最新のものに交換したいからだという。

網戸一枚から間取りの変更まで大小規模問わずにリフォームを頼める

素朴な疑問として、リフォームしたければ大規模修繕時に限らず、自分の好きな時期にリフォーム業者に頼めばいいと思う人もいるだろう。しかし、築浅マンションの居住者でリフォームを経験した人は少ないので、業者の選定からリフォーム内容や見積もりの妥当性を判断するのは大変だ。
そうしたなか大規模修繕時にリフォームを行うメリットについて、「リフォームする物件と最新のマンションの構造や仕様、住宅設備を両方把握しているため、最適なリフォームができます」という。

具体的には顧客ニーズの高いキッチン、浴室、トイレなどのリフォーム。

「網戸一枚の交換といった日常の細かなご相談から、設備交換などの小規模リフォーム、間取り変更も含めた住戸のリノベーションまでトータルにできることです。」

マンション.

管理における10年、20年という大規模修繕のタイミングは、ちょうどライフステージの変化が起こりうるタイミングでもある。大規模修繕のタイミングを、室内を見直すいい機会と捉えると、住まいの選択肢の幅も広がりそうだ。